中高生

【中高生】やりたいことを自分と仲間の力で進められる時期。将来がグッと寄ってくる時期。

はなねこ
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家族よりも友だちと過ごす時間が大切になり、部活の仲間と目標に向かって進んだり、まさに青春時代。それなのに自分の意思とは関係なく将来への選択を迫られる時期でもあります。中学に入ってまもなく行きたい高校の調査、高校に入ってすぐ行きたい大学の調査、と。長かった小学校時代とは流れるスピードが全く変わる時期。親は悩みに寄り添って共感と選択肢が広がるアドバイスをしてあげてね。

成長期。反抗期がある子もない子も。

急に身体も大きくなるし、地域社会の目も厳しくなり、求められるハードルがあがるよね。学校で求められることも増えて、自分の意思とは関係なく身体の中では大きな変化が起きてるし、そりゃ不安定にもなるし親にイライラをぶつけたくもなるよね。親はわかってる風なこと言うくせに全然わかってくれないしね(笑)

一般的に反抗期とは「自立のために必要な時期」「親や社会の伝統的な価値観に反発する時期」と言われていますがうちは

  • 長男は次男が生まれてからずっと反抗期
  • 次男は反抗期なし           でした

長男の反抗期は私の接し方が悪かったせいで、次男にかかりっきりになってさみしい思いをさせてしまったせいだと思っています。

そのときの一人目育児で失敗した話は以下の記事にまとめてあります。「中耳炎で耳を痛がる長男に厳しいことを言っておきながら、病院の午後からの診察時間まで待たせてしまった話」と「二人目が生まれてからの接し方」の話です↓

合わせて読みたい
一人目育児で失敗したこと
一人目育児で失敗したこと

長男も反抗期とは言っても特に母親にイライラするというもので、父親とはちゃんと会話できていたし、外ではいい子でした。私の言うこと全部にイライラして会話が成り立たなかっただけ。そんな長男も大学に入り一人暮らしを始めたことでこころの安定を取り戻しました。きっと物理的に距離をとって自分のスペースを確保できたのがよかったのかな、と思います。

次男はまったく反抗期がないまま現在に至ります。下の子は上の子をみて学ぶからやってはいけないことやらないしね。

子どもの個性で千差万別なのだと思いますが、次男は小さい頃(2~3歳)から自分の意思がしっかりあって曲げない子でした。道理にもうるさかったな~。つじつまが合わないことがあると納得するまで説明が必要でした。

親の意見に左右されることなくというか「親の意見をあてにすることなく自分の意思を固める」子だったので、反抗期なかったのかもですね。精神的には親からすでに独立していたのかもです。でもきっとこれは特殊な例で、「自分の意見もあるけど不安だから親の意見も聞いて判断したい」「でも親の意見は聞きたくない」というのが反抗期なのかな、と思います。

反抗期があるのが普通。外で問題行動を起こすより、家でイライラしてるくらいの方がよい。

一人暮らしすようになったら変わるからガンバレ!

【帰ってきた時からすでに不機嫌問題】まずは食わせろ。

【帰ってきた時からすでに不機嫌問題】→ まずは食わせろ

これは間違いないですね。だって生物としての一番の生存欲求である「食欲が満たさせていない」状態なわけですから。完全に理性的な会話が成り立たない状態です。

「あいさつがなってない」とか「なんだその口の利き方は」とかそういうレベルの話じゃないわけです。

どんな暴言を放ってきたとしても、そこはスルー。

「わかった。わかった。先にごはん食べて。」「ごはん食べてから話きくから。」

これでOK。

おなかがふくれれば落ち着くし、理性を取り戻します。まずは食わせろ、です。

思春期特有のあのなんでも恥ずかしい状態の中。一日学校で勉強して、友だちや先生と何かがあり。おなかをすかせて部活もやって、そこでも何かがあって。

親に聞いてほしい気持ちもあるけど、イライラする反応しか返ってこない(らしい笑)。ほんとこのときの子どもは大変だよね。

あと、いくら食べても食べても腹減る時期よね。ふたりとも中2が一番食べたかな。長男は寝る前に毎日カップ麺2つ食べてたよね。母さんのつくったご飯は食べないでさ(←おーいっ笑)。ま、それでもなんでもいいのさ。ひもじい思いはこころまでひもじくなってしまうから。とりあえずおなかいっぱいにしてやってください。

おなかがすいていたら話が通じない。

まずは食わせろ。

自由と責任が増える時期。

当時読んでいた本に「自由と責任は両天秤」という説明があって、すごく納得しました。
「責任をとれる分だけ自由がある」という話です。

【小さい頃】は自分では責任が取れないから、自由が少ない。

→自分で責任のとれる範囲が少ないから、親や先生の目が届く範囲でしか遊べません。
【小学生】になるとちょっと責任がとれる範囲が広がるので自由もちょっとずつ増えてくる。

自分の身自分で守れるようになるので、学区内の友だちの家なら自分で行って帰ってきますね。
【中高生】になるとさらに自由も責任も増えます。

このとき気をつけたいのは自由ばかり主張し始めますが「自由が増えるということは責任も増えるということ」だとちゃんと説明することです。

いいことか悪いことかの判断も、それをやっていいのかどうかの判断も本人の自由。そしてその責任をとるのは本人だ、ということですね。

高校卒業後、親元を離れて暮らす子も多くなるからそれまでに身につける必要がある。だから自由も必要。でもまだ未熟だからね。親の目が届くうちに「自分で判断して、その責任を自分で負う練習」させてやってください。

自由を主張するようになったら、「自由が増える分だけ責任も増えるんだよ。」と教えてあげよう。

【何のために勉強する必要があるの?問題】

勉強するのは選択肢を広げるため

中学に入って始まる部活の忙しさは想像を超えていて、疲れすぎて他のことがなにもできなくなるほどでしたね。そんな中で勉強もむずかしくなり、勉強よりも遊びを優先する子も目に入るようになってきます。

そこで【何のために勉強するのか問題】が起きてきます。
「こんな勉強将来つかわなくない?」「ムダじゃないの?」「今を楽しく生きる方が大事じゃない?」問題ですね。

これは母さんの中では明確な答えがあって。

「将来やりたいことが決まっていて、学校の勉強が必要ない場合はしなくていい」
例えば、家業をつぐことが決まっていたり、プロのスポーツ選手になる道をもう歩んでいたりする場合。その場合は学校の勉強よりももっとトガった知識の習得や練習、経験などの方が優先度が高いですもんね。

でも多くの場合は「自分がどんな将来を望むか決まっていない」からさ。
だから選択肢がせばまらないようにする必要があるんだよ。

それが今勉強する意味なんだよね。
学力の高い学校に進んでいた方が選択肢が広がるから。
いつかやりたいことができたときにどっちの道にもすすめるようにさ。

  • これからどんな仕事をしたいか見つかったときに、学校の勉強ができていなかったら選べないこともある。
  • レベルの高い学校に行っていた方が選択肢が広がる。

実際。中学のときに勉強する意味が分からず、それを教えてくれる人もいなくて、安易に高校決めちゃって後悔していた友だちいたよね。
高校で進路選択のときに、やりたいことが見つかり行きたい大学があったけれども「この高校からはその大学には入れない」って。勉強すればできる子だったのにね。

勉強のことばかりじゃなく部活でも一緒で。「あの学校のあの先生に教えてもらいたいけど、その学校へ入る学力が足りない」とかさ。
せっかくやりたいことが見つかっても、そこへ行く道が閉ざされていたら悲しすぎるから。

勉強するのは選択肢を広げるため。
将来やりたいことが決まっていなければ、勉強しておいた方がいい。

勉強するもしないも決めるのは本人

うちでは「勉強しなさい。」とは言ったことなかったよね。
なぜなら親ができるのは選択肢を見せてあげるだけで、決めるのは本人だから。
自分の人生の責任は自分でとるしかないからね。

よく言っていたのは

  • 学生時代よりも大人になってからの方がずーっと長いんだよ。長い人生の中で学生時代なんてたったの十何年しかないんだから。
  • 学生時代にがんばって「給料も高くて、休みも多いところ」で働いた方がいいんじゃない?
  • 学生時代いっぱい遊んで「人生で一番楽しかったのは学生時代です」っていう人生イヤじゃない?

ということでした。

あと大学に行くのも行かないのも自由で。「自分で決めなさい」って言ってたよね。
「父さんも母さんも高校卒業してすぐ働いてるんだから、それでもいいんだよ。なんならお金かからなくてその方がいいわ。でも昔よりも今は大学に行く人が多いからね。給料多くて休みも多くて、っていう仕事はむずかしいかもね。自分の人生だから自分で決めなさい。」って。結局親は応援することしかできないからね。

勉強は自分のためにするもの。するもしないも自由。
勉強をがんばった未来としなかったときの未来を見せてあげてね。

【なんでも経験】勉強と部活の両立

高校に入るとまた一段と勉強も部活もハードになって。ますます勉強と部活の両立が大変になってくるよね。部活やるのもやらないのも自由だけど、ふたりとも部活をやった経験が財産になったね。

部活で得られたこと

仲間と目標を共有して、そこに向かっていく楽しさと苦しみは得難い経験だった。

ふたりともバスケをやっていたけれど「日々の体育館練習」・「トレーニング室や廊下での筋トレ」・「学校の外でのランニング」とか大変さの中で笑いをまじえて乗り越えていたね。「困難の中に笑いを見つけ出す」「困難を笑い飛ばす」工夫・気概・仲間との協力、全部が財産でした。そういう胆力みたいなものは運動部ならではだなぁといつも感心していたよ。

チームスポーツのよさもあったよね。それぞれ役割があって「自分が活躍することが目標なのではなくって、チームが勝つことが目標」っていう視点ができたのもよかった。会社に勤めるようになっても自分で事業をするようになっても、ずっと使える考え方だよね。

それにふたりとも中学でも高校でもキャプテンをやらせてもらえて。
これは本当に困難も多いけれども得るものも多いありがたい経験だったね。

  • 練習メニューを考える → 目標とチームの現在の状況把握。見る力。くみ取り力。判断力。考える力。
  • 先生とチームメイトのパイプ役 → 「そりゃ無理でしょ~」なメニューを提案されたときの伝え方。意見を聞いてまとめる力。盛り上げ力。
  • 他の学校の先生へ代表としてあいさつに行くこと → 礼儀。もう一歩外の社会に触れることができる経験。
  • 後輩も含めて、みんなの悩みや相談をきく → 共感力。問題解決能力。
  • チームの方向性をきめてリードしていく → 責任感。リーダーシップ。

本当に苦労がある分相当経験値をあげさせてもらえました。

練習試合や大会で結果が出た時には本当にうれしかったよね。母さんももちろんうれしかったし、とても誇らしかったよ。

運動神経マイナスでずっとほぼ帰宅部といっていいくらいの文化部にしか入ったことのなかった母さんにとっては、子どもたちの部活から学ぶことがたくさんありました。

  • 大会を企画して運営してくれている人たちの存在
  • 椅子を運んだり、ラインテープをはったりして会場をつくってくれる人たち
  • ボランティアで審判をしてくれている人の存在
  • 当番校としてオフィシャル(得点板やモップなど)をしてくれる人たち
  • 日々の練習だけでなく、大会へむけての練習試合や遠征を組んでくれる先生

などなど。
今まで知らなかった世界をみせてもらえて、なにより親が一番楽しんでいるんじゃないかってくらい楽しませてもらって、子どもたちにも先生にも本当に感謝しています。

「なんでも経験」いろんな経験をすることが財産。大変な分だけ得られるものも大きい!きっと生涯の友だちといえる存在ができたのもよかった。

勉強時間をつくる工夫

勉強との両立もね。時間がない中いろいろ工夫して素晴らしかったです。
理想は、予習・復習・宿題・テスト勉強・受験勉強・・・全部できればいいけれど。

あれもこれもは無理。時間は有限。寝なきゃ死ぬからさ。

その時々の優先度を見極めて、今やるべきことを選び取る能力も鍛えられました。
テスト前の集中力もね。

時間の使い方もうまくなって。
普段は帰ってきたらご飯食べてお風呂入ってバスケノート(その日の練習メニューや気づいたことを書くノート)を書く時間しかないから。
・宿題は学校の休み時間にやる。なんなら授業時間にやる。
・通学時間に英単語や古文の単語を覚える。
・昼休みは練習したいから「3時間目が終わったらお弁当食べて、昼休みは練習する」とかさ。

オンオフの切替もうまくなった。
テスト前で部活がお休みなったときの切替ね。
・「いつもできないことをやろう!」って言ってまずは仲間たちとゲーセン行く。→そのあとやるべきことをやらなきゃいけないんだから、遊びも必要な経験。
・「いつも疲れてるからダラダラしたい」って言ってダラダラするということに集中。→ダラダラした後はきっちりやるわけだから、休息も大事。

勉強時間帯の工夫。
長男は夜型。次男は朝型でした。
長男はみんなが起きている時間には勉強したくない派で。朝起きて見に行くと「メガネをかけたたま、部屋のでんきもつけたまま、参考書を両手に握りしめたままベッドで寝ながら学習」してました。きっと夜中にちょっと休憩のつもりで横になって、そのまま寝ちゃったんでしょうね。
次男は「朝5時から勉強する」とか言って早寝早起きスタイルでした。
ふたりとも自分に合った時間帯をみつける力も身についていたね。

場所の工夫。
部活引退してからは、ふたりとも家で勉強するよりも外の方がはかどるようで。
ケンタッキー、ミスド、コメダ珈琲店、イオン、コミュニティセンター、図書館、学校の図書室・・・とか、とにかく外で勉強することも多かったです。
家にいると寝ちゃうしね。外の人の目が合った方がよかったようです。

あれもこれもはできない。
できるときにできることをやる。
自分なりの方法をみつけてガンバレ!
(←親は応援しかできない)

こぼれ話。自主自律の話。

よく小学校とか中学校とかの目標に「自主自律」ってあるよね。まさに高校に入ってからは、この力が試されるときなのかなと思います。小中学校は「経験を積む」だけど、高校は「試される」時代。
ここで小さい時から自分で選択して自分でやる、っていう習慣が効いてくるので幼少期にいっぱい経験させてあげてね。

※ちなみに「自主自律とは、他人や外部からの干渉を受けずに、自分自身の判断で行動し、自らの規範に従って自己を律する能力のこと。自発的に自分の行動を管理し、他者に依存せずに自立している状態を意味しています。」だって。Felo AIより。

将来にむけて選択が必要になるとき

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございます。
長文を読んでくださったみなさまに特典映像です。

特典映像だなんて言っておきながら、「林先生が驚く初耳学」。
ただのYouTubeですけど。https://youtu.be/0CWpIwax6cY?si=uU0qWJs83dkKPyJd

でもこのUSJをV字回復させた最強マーケターの森岡毅さん。
この方のお話はおもしろい!めちゃめちゃためになる!何回みても泣いた!

将来になやむ若者も、見守る保護者にもぜひ見てほしい。

あなたの悩みがきっと解決します。ぜひ、見て。

▼ ほぼ私の考え方と一緒なのですが、一点だけわずかに違うところがあって。

これです。(こんな一流の方とほぼ一緒なんてえらそうなこと言ってごめんなさい。しかもちょっと違うとこあるとかもっとごめんなさい。)

一生の最期に後悔するのかどうか考えるよりももっと直近で。
私は「10年後に後悔しない方」を選ぶとよいと思っています。

人生のおわりって遠すぎて実感がわかないんだよね。
それよりはもっと手触りのある10年後。

ぜひ10年後に後悔しない道を選んでください。

ちなみになんですが、親として決断しなけれないけない選択がせまられたとき。
ぜひ「あと一年しか生きられないとしたらどうする?」ってかんがえてみてください。
私の人生の指針です。

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母歴24年の子育ておうえん母
母歴24年の子育て後半母。
もうすぐ24歳と19歳の息子たちは二人とも、中学高校バスケ部キャプテン。 塾にも通わず国立大現役合格。
子どもの好奇心に寄り添って、道が広がるように。そして自分で選べるようにしていたら、勝手に文武両道!自己肯定感高く育っていきました。

これから子育てのはじまるパパママを応援します。
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