【小学生】自立への第一歩。自分で遊びに行って帰ってくるようになる。
中学生になると、親の出番はほとんどなくなります。口を出せる小学生までに「善悪の判断」や「自分で成し遂げられる力」をつけてあげたいですね。
小学生のときの子育てマインド
幼児期の子育てお疲れさまでした。とうとう自分で学校に行って帰ってくるようになりましたね。
そして自分の魅力で友だちもつくって、自分で遊びにいくようにもなりましたね。(うちはふたりとも、遊びに行くより呼ぶ方が圧倒的に多かったけど(笑)。)
幼稚園までは、子どものつき合いというよりは、親のつき合いで遊ぶ友だちが決まったり。遊びに行くのも車で送り迎えするか、親子一緒に遊びに行くのが普通でした。
ところがこれからは常に子どもがどんな風に過ごしていたかわかっていた時代が終わり、話を聞かなければ何をして何を考えていたのかわからなくなります。
とにかく話を聞く。
きっと小さな正義感がいっぱいの時期だと思うの。
「学校であれしてこれして。」「自分はこうやって。」「だれだれちゃんはこうやって。」「AちゃんとBちゃんとCちゃんと○○して遊んだ。」とか。ポジティブなことを言っているときはいいんだけど。
「だれだれちゃんに意地悪された。」とか「先生がこんなこと言ってて納得できない。」とかネガティブなことも増えてくると思います。
まずは否定しないで最後まで話を聞いてあげてね。
話を聞いたうえで「それはイヤだったね。」って共感してあげてください。
それから「こういうことも考えられない?」「もしかしたらこういうことだったのかも知れないよ。」といろんな考え方があることを教えてあげてね。
あきらかにおかしいと思うことだったら、いつでもヘルプできる状態で二三日様子をみるようにしてました。
子ども同士のことは、次の日になったら解決してることも多いしね。
争いごとは両方の意見を聞かないとっていうのはもちろんだけど。裁判官じゃないから。公平さよりも子どもの気持ちを受け止める方を優先。話を聞いてもらった子どもは落ち着きます。
親は、自分の子どもの気持ちをしっかり聞いて受け止めるのが第一段階。
大人も間違うんだということを言う。親も先生も。
母さんは小さい頃から「大人も間違う」ってことは伝えてきました。
小さくても理不尽な目に合うことはあるし「どうしてもそれ先生の方がおかしいよね」っていう場面にも出会うと思います。
そういうときは「先生も間違うことあるし、父さんも母さんも間違うことある」ってちゃんと伝えました。
親も先生も間違うことがある。本当のことは伝えておいた方がいい。
自分で判断できるようになってほしかったからです。
また世の中は不公平も理不尽なこともあるんだ、ってことを教えるようにしてきました。
現実を知って、現実との向き合い方を伝えるのが生きていくうえで大事だと思うから。
「ごまかし」ってすぐ見破られるし、根本的解決にならないから生きていく力にならないよ。
大人も間違う。何が正しいか自分で判断できるようになってもらおう。
小学生のときの勉強
はじめて勉強というものにふれる小学校。文字を書けるようになったり、算数ができるようになったり。今まで知らなかったことが分かるようになります。勉強嫌いにならないように気をつけてきたことをつづります。
分からなかったことが分かるようになるって楽しいこと
とにかく「今までわからなかったことが分かるようになるのって楽しいよね。」と伝えていました。
できるようになったことを全部共感してほめてあげてください。
「できるようになったという誇らしい気持ち」と「共感してくれる親」がいたらどんどん自己肯定感が高まります。
教科別に声かけしていたこと一覧↓
- 国語・・・小学校に入る前にひらがなとカタカナは教えていましたが、漢字ははじめて。はじめてのことができるようになるのは楽しい。「こんな漢字書けるようになったの?すごいね」ってほめてました。あと、教材のお話がおもしろいってよく言っていたので「どんな話なのか」「どういうところがおもしろかったのか」丁寧に聞いていました。人に説明する力がつくよ。あと「こんなおもしろいこと教えてくれるなんて学校ってすごいところだよね」って学校のすごさにも感心していました。
- 算数・・・足し算ができるようになり引き算ができるようになり。できることがふえるたんびに「すごいねー。こんなことできるようになったの?」ってほめてました。かけ算、わり算、分数、小数点、何割とかね。XとかYとか使っちゃったりね。ほんと年々新しいものが出てくるたびに「もうそんなことやってるの?すごいねー。」「今まで分からなかったことが分かるようになるっておもしろいよね。」「それができるうちの子すごい!」って、とにかく「新しいことはとにかくおもしろい」「それができるようになることはすごいことだ。」と伝えてました。
- 理科・・・理科はなぜか苦手に感じる子もでてくるみたいだけど、それが不思議でもったいなくて。この地球が、この世界がどうなってるのかがわかるのが理科。「理科はこの地球が、この世界がどういう仕組みになってるかわかって一番おもしろい」って伝えてましたね。あさがおやじゃがいもを育てたり。虫の世界。菌の世界。電気。重力。気体液体。温度とかを学んだり。ほんと身近な不思議がどうなっているのか知れるって一番おもしろい。親が「おもしろいね。おもしろいね。」って言っていたら理科をきらいになることはないと思います。
どの教科にも共通していますが、話を聞いてあげるのは大事ですね。子どもがおもしろいって感じたことを知りたいし。得意になっている気持ちを共感してあげたいし。それに話を聞いてあげるとどんどん説明上手になるし、それもおもしろいよ。
家庭学習は宿題だけでいい。テストは間違えていい。理解できるようになればいい。
小学生のときは、宿題だけやってればいいよね。
ただ授業についていけなくなったらアウトだから、小テストとかで間違えたところはわかるようになったか確かめていました。
「おんなじ問題出たら100点取れる?」って毎回確認してました。
勉強はあくまで理解するのが目的。テストでいい点を取るのが目的ではありません。
テストは間違えていい。最後、理解できるようになることが大事。
小学生のときの習い事
学校と家と第三の場所
子どもの世界は学校と家しかないから。もし学校でいじめられるようなことでもあれば、家しかなくなっちゃうのが心配で、何か習い事をさせようと思いました。
「世界は学校と家だけじゃないんだよ」ってことを教えてあげたくて。
ただ長男は幼稚園も三年保育にはどうしても行きたくないと言って二年保育にしたくらいの心配屋さんだったので、何を選ぶかしばらく時間がかかりました。(ちなみに心配性は私ゆずり)
強制的に何かをやらせるつもりはなかったので本人の意向を聞きつつ
- 野球
- サッカー
- 水泳
- 習字
- 英語
- そろばん
全部イヤだと。で、市の広報誌にのっていた週に一回だけのバスケ教室に目が留まり、本人も「それならやってみてもいい」とのことだったので、3年生から通い始めました。
やってみたらやっぱりおもしろくて。最初からハマってましたね。
狙い通り、同じ学校の友だち以外にも世界が広がって親子ともに満足していました。
ところが4年生になったくらいに近所に新しくミニバスのチームができることになり、迷った末にバスケ教室をやめ、少年団に入ることに決めました。
せっかくできた友だちと別れることになるし、ちょうどそのバスケ教室のメンバーで大会に出てみようと言っていたタイミングだったのでほんと迷ったのですが。
メンバーも少なくて、とても心苦しかったのですが。
少年団を選んだ理由はそっちの方が将来性があったからです。
バスケ教室だと週に一回、多くて二回の一回につき1時間くらい。アップとシュート練習で終わってしまう感じ。
少年団なら週4~5回で一回2時間半は練習。試合形式の練習ができるのは少年団だけでした。
今後のことを考えても実戦練習ができる方に決めました。
やっぱり人生選択の連続ですが、将来につながる方を選ぶことをおすすめします。
イヤなことを無理矢理やらせるのは違うけど、何か第三の場所を見つけられたらいいね。